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西町東
Nishimachi Higashi
あきのみやじまさんけいのず
安芸の宮嶋参詣の図
【幕の解説】初代の幕は赤地に白糸で千鳥を配した素朴なものであったが二代目から首題の図となり現在の幕が三代目である。平家一門が守護神として信仰した厳島神社は、推古天皇即位元年(593年)、安芸の豪族・佐伯鞍職が祭神市杵島姫命を使いといわれるひとつがいの神鴉の導きによって建てられたといわれているが、現在の社殿の元になる建物を造営したのは、平清盛である。平清盛が宮島に着目したのは、高野山での大塔修理の時にお告げを聞いたためといわれ、仁安3年(1168年)より開始された社殿の造営は、数年を費やし完成された。御祭神は宮島弁財(市杵島姫命を主神とし田心姫命・端津姫命を合祀)の宗像三女神。幕の題材は『安芸の宮島参詣の図』で、正面に《阿龍》、側面《厳島神社》と《平清盛》、裏面に《市杵島姫命》を配している。総金糸刺繍は、宇多津町最初のものであり、大変すばらしい出来栄えである。(平成3年製作)
【太鼓台】 現在の太鼓台は昭和2年製作、昭和63年に唐木と五条布団新調。以前の者よりすべて大きくし、唐木の彫り物は「鷲」と「虎」を配している。
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