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宇夫階

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ようこ   たまのまえ

妖狐・玉藻前(金毛九尾の狐)

【幕の解説】 今から約八百五十年前、鳥羽院の御所に、この世の者とは思えない美しい女性が現われた。やがてお妃となり「玉藻前」と改名するが、時を同じくして、鳥羽院が原因不明の病に冒され始めた。治療を受けるも病は日ごとに重くなり、陰陽頭に病気を占わせると「怪しきはお妃である」と述べ「正体は下野那須野に住む八百歳経た、九尾を持ち七尺もある大狐が鳥羽院の命を奪い、王座を狙っている」と判じた。悪霊払いを行ったところ正体を現した狐は逃げ去り、ほどなくして鳥羽院の病は治った。幕はその後に鳥羽院の命令を受けた武将・三浦介によって妖狐が退治される様子が描かれている。(平成12 年新調)


【太鼓台】 現在の太鼓台は明治中頃に製作されたものを昭和53 年に大修復を行い、今日に至る。

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